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「続開院までの道のり  パート9」

「続開院までの道のり  パート9」

歯科口腔外科勝川オーラルクリニック
院長 山田 健久

さて、開院までの道のり、シリーズですが、20年以上前のことを思い出そうとするのもけっこう大変です。今までは1年目のフレッシュ時代(いわゆるウンテン)のことを書いてますが、印象に強く残っていることを少々脚色してコラムにしてきました。実際そのころのことをイメージすると、いろんなできごとやいろんな人が思い浮かびます、がどれも断片的でどうつながるだろう・・・などと考え込んでしまいます。前にも触れたように小牧市民病院への赴任が1年目の10月からで実際は2年ちょっと小牧にいたわけですがその後帰局し、なんと晴れてミッテンとしてフレッシュの指導にも当たるという立場になるわけです。そのミッテンの時代とウンテンの時代とのことがどっちだったか?とわからなくなることがあるのです。コラムとしては、何もできないフレッシュマンの方がおもしろく失敗談として書きやすいのですが、「道のり」なので少しは進んでいかないといけません。

ちなみにですが、このコラムを全く面識のない東京の同業者が読み、その知り合いの以前名古屋にいた関東在住の先生に「この人(私です)知ってる?」と知らせたそうです。その先生は初めてこのコラムを読んでみたそうであまりに面白くてこの前の学会で会い、ブログ見たよーと感想を言ってました。(口腔外科学会総会学術大会参加レポート参照)。たまたまご覧になる方も各地にみえるということで、驚いている次第です。
前置きがいつも長く申し訳ありません。でも今回は何を書こうかまだ決めてないので考えながら進行します。

前にも書いた通り私たちフレッシュはなにもできないバカ者でした。先生方からはおいフレッシュ、ほらフレッシュ、なにしとるんだ!といつも叱責され情けなくなることもあります。でも本当にできないし知らないのだから仕方ありません。いろんな事を経験し勉強しなければいけません。早く一人前になりたいと思っていました。

「続開院までの道のり  パート9」

例えばある時、当時の研究グループで有病者グループというのがありまして、伊藤正夫助手(現開業)がグループ長でしたが、早朝診療1時間ほど前から週何回かフレッシュのために有病者の「勉強会」を開いていただきました。確か強制ではなかったようでしたが、なんも知らない、何を勉強していいかわからないような「ひよっこ」にとっては当然出ろよと医局長から言われていた気がします。ただ朝早いのと内容が有病者についての難解な論文?かなんかを読む抄読会のようだったでしょうか。次第に来ないやつがいたり、朝早いので居眠りしたりと、とんでもないやつらです。せっかくわざわざ伊藤助手が私たちのためを思って開いて下さった勉強会なのに、私たちフレッシュはバカ者です。でも伊藤助手は出席者が少なくても涼しい穏やかな感じでいつもやってくれました、なんと優しい先生なんでしょう。と思っていたのですがもともと伊藤先生はめちゃくちゃ厳しくて怖くてグループのメンバーが研究の成果をあげられないと医局で他の先生方もみえる中大声で怒鳴って叱責するような方だったそうです。それが当時の江幡医局長の前に医局長をやられた時、あまりの激務のせいで人が変わってしまったのだよ、あぽーって、とどなたかに教えてもらいました 。

また例えば、ある入院中の舌カルチの患者さんの担当のウンテンである私はある時、舌の潰瘍部分に当たる歯を削ってしまって全く当たらないようにする、という処置をやるように言われ、外来に患者さんを連れてきました。そして、当然抜髄処置をするわけです、根管治療ですね。たしか下顎6番か7番だったか、ただろくに歯の治療など特に抜髄などしたことないわけです。学生時代の後期はインストラクターに見てもらいながら担当の患者さんを受け持ち根管治療どんだけ、インレー形成どんだけ抜歯どんだけ、などと臨床実習はやってきてはいますが、いきなり最初から抜髄!!はきついですぞ。オーベンの林先生は、いいから大丈夫だ、みたいなやってみい、みたいな雰囲気を醸し出してますので。ええい、やったれ、みたいな感じで始めた記憶があります。麻酔はしますね、削れますね、ふんふん、歯髄腔までバーを穿通させ広げて、と。今でこそ偉そうに根治してますが、びびって震えながら。ん?歯髄は生きてますから血は出ますね、もうちょっと広げて根管口を明示するかと、ん、まだかな、根管口はどこかな、と思い切って削っていきます。と少しバーがズボッといって出血がけっこうばーーーっとありました。

「続開院までの道のり  パート9」

こ、こここれは!?しまったあ、パフォたかーー(パフォる、というのはパーフォレーション、すなわち根管外に穴をあけてしまうこと)この時髄床底といって根の分岐部を通じて歯槽骨側に穴をあけてしまったのだと真っ青になってしまい、林先生にこれは助けを求めるしかないと林先生を呼び、「先生、パフォってまいましたっ、くぅぅぅ〜」 と林助手は、またもクールに、ちぇっ、っといいながら険しい表情でその歯をみますと、ばかにしたように、なんだパフォっとらんぞ、大丈夫だと。「パフォってないですか??ほんとですかっ林先生!!」とほっとしつつも、じゃありゃなんだと、冷静にみますと、まだ全然、髄腔に達したぐらいでそれが歯髄だとわかりました次第です。林先生からは、もっと広げてその歯髄を除去するんや、と。ほんとフレッシュは大バカ者です。

 

さてそんな大バカ者フレッシュ軍団も「はあーー」と医局に帰ってくると出迎えてくれる方たちがいます。先生、先生とバカ者たちを勘違いさせてくれる人たち、それがプロパーと呼ばれていた各製薬会社の人でした。プロパーは朝、昼、夕方と医局に出現しずらりと10人以上いたかなー。当時はホントにいい時代でした。今はとてもそんなことはないようですが、バブル全盛期、どこの診療科でもプロパーは暗躍していました。なんでも相談に乗ってくれ、特にこれこれの論文探してと言えばすぐコピーし持って来てくれましたし、パシリとしてなんでも頼めばやってくれる、なんでも持って来てくれるいわゆるなんでも屋さんなのでした。医局会である薬の説明会があるとなると高級弁当が用意されたし、なんかの勉強会といえばなんでも用意してくれました。もちろん手伝ってくれたプロパーの会社の薬を優先して使わなければいけないわけでそのために各プロパーも必死です。やはりそういった資金が豊富な大手はいろんな策を使うのです。先生先生と持ち上げてくるのでどうしてもフレッシュのバカ者もいい気になってしまいます。記憶にあるのはS社のフル○○○、T社のパン○○○○、をよく出してました。フレッシュのバカ者にもすりよってくるのは、病棟で出す抗生剤の点滴は、言ってみれば手術後の感染予防が主で、なんでもよかったわけでその抗生剤を病棟の指示書に書くのは私たちウンテンでした。今週はフルマリン週間、とかいってこの人も、この人もじゃフルマリン、用意されていた抗生剤点滴がほとんどフルマリンだったり(汗)  S社の大谷さんは私たちフレッシュバカ者集団を超高級和食肉屋に連れていってくれたり、飲み屋に連れて行ったりしてもてなしてくれましたので当然です。ある時、病棟で宇佐美助手(現名古屋医療センター)が、おい君、なんかフルマリンばっかりやな、と疑問を投げかけてきました時には少しドキッとしましたが、そ、そうですかね・・・としらを切ったり・・・。パンスポリン注射も好きな薬でしたね。T社の藤沢さんにはいろいろと大変お世話になりました。退院後外来でまた抗生剤内服を出す時はパンスポリンTを処方し、ゴールデン処方と呼んでおりました。「先生、今週は名大パンスポリンT 〜千錠でした、先生の集中ゴールデンのおかげです!」そんなわけないでしょ、でもいい気分にしてくれるのです。ほんとバカ者ですね><  信じられないほどたくさん錦に連れていってもらいましたし、面白い事がたくさんありました。ここでは夜の課外活動は書ける場所ではないので割愛しますが、いずれ書いてしまうかもしれません。 今回は以上です。なんかちょっと道がはずれてきましたか?いえいえそんなことはありません。バカ者も一人前になるために一生懸命です。

2016-12-16 13:53:26

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